2017年10月吉日
関係者 先生各位
東京スポーツ整形外科研究会
代表世話人 古賀 英之
東京科学大学大学院 医歯学総合研究科 運動器外科学分野
この度、歴史ある東京スポーツ整形外科研究会の代表世話人を新たに引き継がせていただくことになりました。
本会は前任の東京医科歯科大学名誉教授 宗田大先生が、スポーツ医学に関る整形外科医とメディカルスタッフの研修、およびより良い関係形成を目的として2003年に立ち上げた伝統ある会です。発足当初はスポーツ整形外科の著名な先生をお呼びしてご講演をいただく形式をとっていましたが、徐々にその形式を発展させ、現在では整形外科医とメディカルスタッフがいくつかの主題に沿って同じ土俵の上で活発な議論を行う、国内では数少ない有意義な会となっております。参加者も徐々に増加し、現在では毎年約500名の先生方にご参加いただいております。
現在日本のスポーツ医学は、東京オリンピック・パラリンピックの開催もあり急激に進歩しています。しかしながら世界のスポーツ医学と比較してみますと、まだまだ発展の余地がありそうです。特により現場・選手に深く関っているメディカルスタッフの先生方が日ごろから経験に基づいて行っている有効な治療法を、しっかりとした研究を行ってエビデンスを示していくことにより、より深い議論ができると考えています。
私の代表世話人就任にあたり、より多くの若い先生方に会を盛り上げていただきたく、現在スポーツ医学の分野でご活躍中であり、また今後ますますご活躍が期待される先生方を新たに世話人にお迎えいたしました。一方でこれまで本会に長らく貢献していただきました先生方には顧問にご就任いただき、引き続き本会を支えていただくことになりました。これら多くの先生方のお力添えをいただきながら、本会をこれまで培われてきたスポーツ医学を深く掘り下げて議論する形式を継承しつつ、さらに魅力ある集まりとなるように発展させていきたいと考えております。皆様の積極的なご参加をよろしくお願い申し上げます。